7月25日(土)、7月26日(日)に、東京のTRION 日本橋店にて、お客様の愛用品をお手入れさせていただくレザーケアイベントを開催いたしました。
今回は、7月25日(土)にTRION FLAGSHIP SHOPの菊野店長、7月26日(日)に日本橋店の山崎店長が店頭に立ち、お客様がお持ちのTRIONのバッグや革小物を、その場で丁寧にメンテナンス。
本ブログでは、実際に行ったケアの一部をケース別にご紹介いたします。
ブログをお読みいただいている皆様にもご活用いただけるポイントをご紹介しておりますので、ぜひ日々のレザーケアの参考にしてみてください。
目次
ケース① Tanカラーへのオイル補給

こちらは、THE GLOVEシリーズのグローブボディバッグ Tanカラー。
トライオンにグローブボディバッグが登場したての頃の初期モデルで、4~5年ほどご愛用いただいていました。

日頃からお手入れをされているとのことでしたが、長く使う中でTanカラーの退色がやや進んでいたため、今回は『ラナパー』でのオイル補給をご提案しました。
─ ラナパーとは?
天然由来のビーズワックス(蜜ろう)を主成分としたレザー用の保護・保湿クリームです。革に潤いを与えながら、表面をやさしくコーティングし、乾燥やひび割れを防ぐ役割があります。

まずはブラッシングで表面のほこりをやさしく取り除き、ラナパーを薄く塗布。最後に、余分なクリームをブラッシングとミトンで拭き上げます。

オイルを補給することで、乾いて明るく見えていた革に油分が行き渡り、ケア直後はTanカラーの色味がぐっと深くなりました。

ケア後のバッグをご覧いただき、お客様にもご満足いただけた様子。
お手入れにも興味を持っていただき、今回はご自宅でもケアしていただけるよう、レザーケアセットもご購入くださいました。
今回のイベントをきっかけに、これからの日々のお手入れを楽しみながら、長くご愛用いただければ嬉しいです!
ケース② 日本製グラブレザーのショルダーバッグ

こちらは、日頃から定期的にレザーケアをされている、ORIGINシリーズのショルダーバッグ。
いつもは大阪のTRION FLAGSHIP SHOPにご来店いただいているお客様ですが、今回たまたま日本橋店にご来店いただきました。
まずは、日頃のお手入れで使用されているデリケートクリームをいったんリセットするため、ステインクレンジングウォーターで表面を拭き上げます。
クレンジングの際は、いきなり全体を拭くのではなく、まずはブラックカラーの部分から。続いて、グレーの目立たない部分で色落ちなどがないことを確認してから、全体を丁寧に拭き上げます。

菊野:今回は、薄く繊細なグレーカラーがメインのバッグということもあり、クレンジング後は普段からお使いのデリケートクリームを全体に塗布。
クレンジングで一度表面をリセットすることで、その後に入れるクリームが革に馴染みやすくなります。
最後にブラッシングとミトンで仕上げると、ケア前よりもなんとなくツヤが増した印象に。
いつもトライオンのバッグを大切にケアしながら、さまざまなイベントにも足を運んでくださることを、スタッフ一同嬉しく思います!
ケース③ エイジングが進んだパッチワークリュックのお手入れ

こちらは、長くご愛用いただいているPANELシリーズのバックパック。
日頃からご自身でお手入れをされているとのことでしたが、「今のお手入れ方法で合っているのか確認したい」と、今回レザーケアをご予約いただきました。
バッグを拝見すると、Tanカラーは退色することなく、濃く深い色味へとエイジングが進んでいる状態でした。
今回ご提案したのは、2種類のクリーム。
ひとつは革に栄養と柔軟性を与えながら、見た目の印象を大きく変えずに仕上げる「デリケートクリーム」。もうひとつは、ロウを多く含み、ブラッシングすることでツヤ感を出しやすい「アニリンカーフクリーム」です。
「ツヤのある仕上がりにしたい」とのご希望だったため、今回はアニリンカーフクリームを使ってケアしていきます。

菊野:まずは軽くブラッシングして表面のほこりを取り除き、バッグの内側の裏地もガムテープで丁寧にほこりを除去。続いて、ステインクレンジングウォーターで表面を拭き上げ、いったん革の状態をリセットします。
その後、アニリンカーフクリームをパネル1枚1枚に塗り込んでいきます。

菊野:パッチワークバッグはパネルを繋ぐジグザグステッチがあるため、クリームがステッチ部分に残りやすいのが特徴。今回は塗布しながらブラシでなじませ、クリームが一箇所に溜まらないよう丁寧に仕上げました。

全体をブラッシングすると、少しずつツヤが生まれ、革の表情に美しい光沢が出てきました。
最後にミトンで全体を拭き上げて、ケア完了。
菊野:今回は、布にクリームを取って塗る方法ではなく、直接指でクリームを塗り込みました。
直接革に触れながら塗ることで、革の表面の状態を感じ取りやすく、ムラなく塗りやすいというメリットがあります。
ご自身で日頃からお手入れされているからこそ、今回は「今のお手入れ方法が合っているか」を確認する機会に。バッグの状態や仕上がりのご希望に合わせてケア方法を選ぶことで、より自分好みのエイジングを楽しんでいただけます。
ケース④ 汚れ落としから始める基本のレザーケア

こちらは、約3年ご愛用いただいている、PANELシリーズのトート小 マルチカラー 。
今回は、バッグに点々と付いているシミが気になるとのことで、レザーケアにご参加いただきました。

そして今回、ケアを担当したのは、TRION 日本橋店の山崎店長です。
まずは、気になっているシミにクレンジングウォーターを使用し、汚れを落としていきます。部分的にシミを落とした後は、全体もクレンジングウォーターで拭き上げ、表面の汚れを丁寧にリセット。
山崎:3年ほどご愛用いただいているバッグでしたが、とても状態がよく、大切にお使いいただいていることが伝わってくる一品でした。


続いてデリケートクリームを全体に塗布し、革に栄養と潤いを補給します。最後にブラッシングで仕上げれば、基本のレザーケアが完了です。

気になっていたシミもある程度落とすことができ、ケア後のバッグをご覧になったお客様にも、とても喜んでいただきました。
山崎:今回初めてのケアイベント参加で、最初は緊張しましたが、お客様との会話の中でだんだんと緊張がほぐれ、楽しくお話させて頂きながらケアを実践できました。
普段我々の革に対する専門知識は、お客様へお伝えするタイミングというのが中々無いのが現状で。
こういった会を通してよりお客様との距離も密になり、我々の持っている知識もお伝えすることが出来、お客様にとっても我々スタッフにとっても、とても有意義な会だなと感じ、それが何よりの発見でした。
イベントが無い日でも、革やレザーケアについての不明点がございませいたら、ぜひ店頭でお声かけくださいませ。
今回は、東京・TRION 日本橋店で開催したレザーケアイベントの様子をお届けしました。
グラブレザーバッグをご愛用いただいている方はもちろん、今回初めてトライオンのバッグをお迎えいただいた方にも、これから長く、味わい深くアイテムをお使いいただくための参考にしていただければ嬉しいです。
今後もレザーケアイベントは、東西の店舗で定期的に開催してまいります。
皆様の大切なご愛用アイテムを、これからも長く楽しんでいただけるよう、スタッフが一つひとつ状態を見ながら、気持ちを込めて丁寧にお手入れさせていただきます。
次回の開催も、どうぞお楽しみに!
お手入れのご相談は店頭&オンラインでも

✓ 愛用中のアイテムに合うお手入れ方法を知りたい方
✓ グラブレザーの正しいお手入れを知りたい方
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